登園時のトラブル

朝の忙しい時間に、登園した子どもが泣いて、室内に入るのを嫌がることはありませんか?

お父さん、お母さんもこれから仕事に行かなくてはならない、何か用事があって預けていかなければいけないというときに、お子さんとどう接しているでしょうか?

そんなときにちょっとした保育士の言葉がけで、お子さんんも親御さんも安心して預けられる気持ちになれると嬉しいですよね。

現在はコロナ禍ということもあり、発熱や体調不良があればいつも以上に用心し、お休みを余儀なくされることも少なくないのではないでしょうか?

私の勤めている園でもこんなことがありました。

母親の職場でコロナウイルス感染者が出たことにより、母親が濃厚接触者としてPCR検査を受けました。何も症状ななかったのですが、検査結果は「陽性」そうなると一緒に住んでいる子供も濃厚接触者となるのです。幸い子どもの結果は「陰性」でしたが、自宅待機の母親と過ごすとなると、いつ感染してもおかしくありません。そうなると保健所の許可が出るまでは登園できないのです。

ただでさえ普段と同じ生活ができない。親子で家から出られないとなるとストレスも溜まります。いざ登園となっても、なかなかスムーズに園生活に入っていくというのは考えただけでも難しそうですよね。

また、お正月休みや、GWなどの長い休みの後も今まで元気に登園していた子が泣いて保育室に入れないということは多々あります。その鳴き声を聞くと、親御さんは『かわいそう』と思ってしまうこともあるようです。

そんな時、その鳴き声は「お父さん、お母さんが大好きなの」「おうちでの時間がとっても楽しいの」と言っているのですよ。と声をかけてあげると親御さんも“そうなんだ可哀想なんかじゃないんだ”という気持ちになれます。そして、泣いているお子さんの気持ちを聞いてあげる。お話ができない子なら「ママが大好きだよね、お仕事終わったらすぐお迎え来てくれるからね」と優しく声をかけてあげてください。「ここで待っていれば大丈夫なんだ」ということを感じるようになってくれば、自然と安心した気持ちが持てていくはずです。

おうちに帰ってからは先生とのやりとりから、「給食全部食べられたんだってね。すごいね」や「公園で滑り台が上手にす滑れたみたいだけど、今度ママにも見せてね」など、ママへの報告が楽しみなるような話題でやりとりを楽しんでもらえるといいですね。

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