さて、1歳を迎え、動きも活発になると食欲も出てきて、1回1回の食事も「これでおしまい」というと泣いてもっと食べたいと訴える子も出てきますね。
授乳もほぼなくなり家庭での食事、保育施設に行っている場合は昼食、おやつ、そして帰ってからの夕食と4食になるお子さんもいらっしゃいます。
離乳食完了期は、子供の個人差もあるので18ヶ月ごろまで幅を持たせ、歯の生え具合や、顎の動かし方、食べ物の飲み込み具合などをみながら、進めていくと良いですよ。
今まで手掴み食べをしっかりさせていると、スプーン運びや距離感、口に食べ物を入れる量などを習得していて、今度は自分で食べられる満足感が持てるようになります。
どうしても、好きなものを中心に食べてしまうことがあるので、おかずばかりでなく、「ご飯もおいいしよ」「スープには何が入っているかなぁ」などとお話ししながら満遍なく食べていけるようになることも大事です。
お子さんはそれぞれ家庭での食べ方があったり、集中力がどれだけ続くかが違いますが、集団生活の中で食事をしていかなければならない場合は一定時間座ってご飯を食べるということを飽きさせずにしていけることが大事ですね。
完了期といってもできることに個人差はあると思います。スプーン食べがうまくできず食べたがらなければ、まだ手掴み食べも入れたり、食べやすくご飯を小さなおにぎりにしてあげるなど、食べやすい工夫もしながら食事を進めていきましょう。